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2008.09.01

No.12 発生抑制、品質向上、作業工程短縮を実現した全糊丁合製本機。

昨年(2007年)11月に導入した「全糊丁合製本機」は、丁合・綴作業を大幅に効率アップした主力製本機です。
当社製本部の開発目標である、

水性糊を用いた無線綴工程と丁合工程を一工程で処理し、乾燥外気からの悪影響を除去する中での、精度の高い製本作業の実現

と共に、化成品(化学糊)の使用量削減も同時達成されました。

全長23mの機械で丁合・糊入れ・プレス作業を一工程処理
一頁ずつ裏面に糊を入れコンベア移動
コマを移動しながら頁順に丁合
プレス機で綴じを固定化して次工程へ

【1】糊使用量の最適化:資源(水性化学糊)の使用量削減へ

当社の丁合~糊綴作業では地球温暖化の原因とならない「ノンVOC糊」を使用しています。
このノンVOC(水性化学)糊の使用量最適化に取組んだ結果、昨年比で33%削減されました。

【2】品質安定化:反りのない美しい装幀に

丁合・綴じ・プレスの一工程化で、糊使用量、乾燥時間を最適化し、糊・水分が紙に与える悪影響(反り、ペコ、滲み、紙浮きなど)を防ぐことが可能になりました。

【3】折り丁(印刷物)の取扱基準をマニュアル化

製本作業の前段階で印刷物は、断裁・折り・結束・保管の作業が必要です。湿度管理や折り目の固定化、結束・保管作業の手順を標準化することにより、精度の高い製本作業が実現しました。